カメラに向かってサムズアップをするスキー中の女性

SNSの隆盛で、誰でも気軽に画像をネットに配信できるようになった現代社会。
「インスタ映え」という言葉が流行していることからもわかるように、「自分で撮った写真をいろいろな人に見てもらいたい!」と考える人が多くなっています。
特にスキーなどのアウトドアアクティビティは、インスタ映えするとして多くの方がSNSに投稿しています。

そのような社会のニーズの高まりに応えるため、ゲレンデに設置されたカメラで滑走中の姿を自動撮影するサービスを提供するスキー場が出てきました。
ここでは、株式会社博報堂アイ・スタジオと、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)が北海道ニセコエリアで実施している、サイネージでも閲覧可能な自動撮影サービスについてご紹介します。

機械学習を活用した自動撮影

株式会社博報堂アイ・スタジオと東日本電信電話株式会社(NTT東日本)が、北海道ニセコエリアで、来訪者への新たなおもてなしサービスとして、機械学習を活用した自動写真撮影サービスの提供と、 安全安心の向上を目的としたスキー場における来訪者の位置情報可視化のトライアルを共同で実施しています。

このトライアルは、博報堂アイ・スタジオが提供する「capture(自動撮影システム)」と「TREK TRAK(位置情報可視化サービス)」、そしてNTT東日本が提供する「ギガらくサイネージ」「ギガらくWi-Fi」「フレッツ・あずけ~るPROプラン」を組み合わせて実施されています。

トライアルの内容

スキー場で自撮りをする女性

トライアルの内容は以下の通りです。

【トライアル1】
「capture」を利用した自動写真撮影サービス
1. 「capture」 を搭載したスマートフォンをスキー場に設置し、来訪者の写真を自動撮影。
自動撮影のため、滑走中と言った撮影困難な写真でも、友人や家族、スタッフなどに依頼することなく撮影することができます。機械学習を活用していますので、高速な人物検出を行うことが可能です。
2. 撮影された写真のデータは「フレッツ・あずけ~るPROプラン」にアップロード。
3. 撮影された写真はロッジなどに設置されている「ギガらくサイネージ」で閲覧することができます。
4. 撮影された写真は、Wi-Fi(「ギガらくWi-Fi」)を経由して来訪者本人のスマートフォンにダウンロードでき、そこからSNSに投稿することができます。

【トライアル2】
もうひとつのトライアルでは、「TREK TRAK」を利用した位置情報可視化サービスです。
携帯の電波が入りにくい山岳地帯においてでも、IoTデバイスと長距離無線技術のLPWAを組み合わせることで、正確な位置情報を収集、可視化することができます。
IoTデバイスを持った来訪者がどのような経路で移動したか、また、現在どこにいるのかなどを、デバイスを持った本人はもちろん、家族や友人、スキー場のスタッフなどがスマートフォンやサイネージを利用して確認することができます。スマートフォンやサイネージの画面上に表示される地図は3Dです。そのため、より正確に位置情報を取得でき、スキー場における安全性が格段に向上すると言えるでしょう。

インスタ映えする写真を自動撮影できるだけではなく、スキー場の安全性も向上させるこのトライアル。今後もいろいろなスキー場で実施されていくことでしょう。
滑走中の自分の姿を撮影できるシステムは、SNSが流行している現代社会において、大きな集客効果を期待できるものであると言えるでしょう。

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