2018年8月に福井県永平寺の観光案内所に設置されたAIコンシェルジュ「小梅ちゃん」が話題を呼んでいます。人工知能のコンシェルジュが観光客と会話する電子看板は、観光案内所としては国内初の採用となりました。 この記事では、観光案内所でAIコンシェルジュが採用された理由や、AIコンシェルジュの小梅ちゃんが担う役割について紹介していきます。
AIコンシェルジュが採用された理由とは
AIコンシェルジュの小梅ちゃんの設置は、福井県・曹洞宗大本山永平寺・永平寺町の3者による「永平寺門前の再構築プロジェクト」の一環として行われた試みです。 近年、永平寺には日本人だけでなく外国人の観光客も多く訪れるようになりました。しかし、スタッフが英語や中国語といった多言語を使いこなして外国人観光客を案内するのはとても難しいものです。そんな状況を打開する方策として、デジタルサイネージを手がけるピーティーシーが開発したAIコンシェルジュが採用されました。 同社のデジタルサイネージは既に商業施設で採用されていましたが、このノウハウを活用しつつ観光地向けに改良したのが、永平寺観光案内所のAIコンシェルジュ、小梅ちゃんです。
AIコンシェルジュの小梅ちゃんが担う役割
観光客で賑わう永平寺の旧参道入口に設けられた観光案内所には、スタッフが常駐していません。その代わりに観光案内所に設置された液晶画面の中で、梅柄の作務衣に身を包んだAIキャラクターの小梅ちゃんが、笑顔で観光客を出迎えてくれます。 観光客が「見どころは?」と問いかけると、小梅ちゃんは永平寺をはじめとした観光スポットについて、音声と文字、画像を用いて情報を示します。他にもバスの時間を尋ねれば時刻表を、観光案内所について尋ねればフロアマップを提示するなど、観光客のさまざまな質問に対応が可能です。小梅ちゃんの案内とともにタッチパネルにはQRコードが表示され、これを読み込むことによって観光しながらモバイルで情報を確認することもできます。
AIコンシェルジュは多言語に対応できる
日本を訪れる外国人観光客は年々増加しており、観光地では多言語対応のできるスタッフの確保が急務となっています。しかしすべての観光地で英語や中国語を操ることができる人材を十分に確保するのは難しいものです。 AIコンシェルジュのタッチパネルには、日本語の他に英語、中国語(簡体・繁体語)のボタンが用意されており、音声と文字で分かりやすい案内をすることが可能です。この機能によって観光案内所に語学の堪能なスタッフがいなくても、多言語での観光案内が実現できます。AIコンシェルジュが全国的に普及すれば、外国人観光客にも快適な観光を楽しんでもらえることでしょう。
観光案内所での人材不足という課題をクリアし、国内外の観光客に分かりやすく観光案内ができるというのがAIコンシェルジュの魅力といえます。無人の観光案内所で手厚いおもてなしを実現できるAIコンシェルジュは、今後多くの観光地での導入が期待されています。
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