若い女性におなじみの資生堂のメーキャップブランド「マジョリカ マジョルカ」が、東京メトロの駅構内に設置されたデジタルサイネージを使って新たな試みをおこないました。
女の子の憧れ、マジョマジョはどんな魔法を見せてくれたのでしょうか?
MAJOLICA MUSEUM
コンセプトはズバリ「魔法の博物館」!
ゴシック調でオシャレなマジョリカ マジョルカらしいこの博物館にはマジョリカ マジョルカの「かわいい」の秘密が隠されています。
独立した9本の四角い柱の壁面(全36面中35面を使用)に浮かび上がるのは不思議な画像。
これらの画像がすべて連動して動き、ひとつの作品を織り成しています。
コンテンツ内では3Dアートの手法が使用され、まるで博物館のガラスケースであるかのようにも見えるサイネージのなかで、マジョリカ マジョルカの可愛らしいアイテムたちがくるくると浮遊していました。
こんな仕掛けも
画面の中で「マジョリカバード」が飛び立つと、35面のすべての画面がダイナミックな動きで連動し、バードがまるで柱から柱へと飛び交うような映像で通行人の目と心を楽しませてくれました。
マジョリカバードは「かわいくなりたい」と願う女の子の前にだけ姿をあらわす伝説の鳥で、マジョリカバードに出会えた女の子は新しい「かわいい自分」に出会うことができる、なんていう素敵なストーリーが設定されていたそうですよ。
また、ある画面では、その画面の前で足を止めた人だけにあかされる特別なヒミツも隠されていて、ユーザーを飽きさせませんでした。
企画のコンセプトは?
そもそも、どうしてこんな企画がなされたのでしょうか?
それはマジョリカ マジョルカのパッケージの魅力にありました。
マジョリカ マジョルカは既に多くのファンを持つブランドですが、発表から14年目を迎え、新規顧客の獲得という課題を抱えていました。
マジョリカ マジョルカは発表当初から一貫したゴシック調の雰囲気のパッケージを持ち、パッケージ自体の人気も高くなっています。
そのため、パッケージをモチーフとしたサイネージによって新たな顧客に目を留めてもらおうというのが企画のスタート地点でした。
この「魔法の博物館」企画は、他に使い回すことのできない、いわば「この場限り」の映像表現でした。
使い回しのきかないメディアに対して労力を割くことへの賛否もあったそうですが、いまこの場でしか楽しめない広告というものの持つ新しい力への挑戦としての選択として企画されたそうです。
新たな企画が新しい世界を開く。マジョリカ マジョルカの挑戦から、これからも目が離せません。
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