デジタルサイネージの市場規模と今後の展望は?

ここ数年、身近な場面でも目にする機会がぐっと増えたデジタルサイネージ。駅や電車など乗り物の中、商業施設内、病院、美容室などなどいたるところにデジタルサイネージがあることが当たり前になってきています。今回は、広まりを見せるデジタルサイネージの市場規模と、今後の展望などについてお伝えします。

デジタルサイネージ市場規模、2020年には2倍に

矢野経済研究所が2017年に発表したデジタルサイネージ市場に関する調査結果によれば、2016年度のデジタルサイネージ市場規模は、前年度比116.2%となる1,487億7,500万円でした。デジタルサイネージ市場規模の増加傾向は今後も続くと予想され、2020年度には2016年度の2倍を上回る3,361億7,000万円の市場規模となることが見込まれています。

市場規模拡大の要因としては、デジタルサイネージ導入にあたっての初期費用やランニングコストの低価格化、東京オリンピックおよびパラリンピック対応、訪日外国人対応による導入数の増加などが挙げられるでしょう。

2020年以降については、都内でのデジタルサイネージ設置数はあまり増えないと見込まれていますが、一方で観光客向け対応など地方でのデジタルサイネージ導入は2020年以降も増加するであろうと予測されています。

デジタルサイネージ活用の現状と今後の展望は?

文字通り「看板」として活用され広まってきたデジタルサイネージですが、最近では単なる情報表示用途のみに留まらず、新たな活用アイデアも登場しています。最新のデジタルサイネージ活用の傾向を見てみましょう。

センサーやAIとの連携

初期は画一的な文字情報や画像、映像などを表示するだけであったデジタルサイネージですが、近年では、センサーやAIを組み合わせることで、視聴者ごとに内容を変えて表示するような活用方法が増えています。
例えば、デジタルサイネージの前に立った人の顔をセンサーが認識し、性別や年齢、服装、表情などから相手の属性を判断、最適なコンテンツを表示するなどといった取り組みが増えているのです。

スマートフォンとの連携

スマートフォンとデジタルサイネージのコンテンツを連携させることで、一方的な情報表示ではなく、インタラクティブなやり取りを可能にする取り組みも増えてきました。スマートフォンにアプリをダウンロードすることで、人気投票やコメントなどの形でデジタルサイネージのコンテンツに参加できるものや、デジタルサイネージから配信されるクーポンをスマートフォンで受け取れるものなどです。

また、2020年実用化を目指す「5G回線」により、よりリアルタイムで高度な情報をデジタルサイネージから発信することが可能になります。

デジタルサイネージの市場規模と今後の展望は?

デジタルサイネージが広く普及するにともない、新たな活用アイデアもどんどん登場してきています。まだまだ規模の拡大が見込まれるデジタルサイネージ市場、これからどんな新たな取り組みが見られるのか期待がふくらみますね。

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