さまざまな技術を使って、私たちを魅了するディズニー。
ディズニーが活用する技術はデジタルサイネージやAR(拡張現実)、3Dマッピングなど多岐に渡ります。
そして、最近では3Dマッピングやデジタルサイネージの技術を使い、会社のPRや告知を行ったり、店内誘導率を高めたりしているお店や企業が多くあります。
空間演出でディズニーから学べるポイントとはなんでしょうか?
自分とディズニーキャラを融合させる
ディズニーでは宣伝にデジタルサイネージを上手く利用しています。
その1つが2015年7月27日から8月2日まで、東京メトロ丸の内線新宿駅メトロプロムナードで行われた「ヴィランズの鏡」です。
内容は鏡(デジタルサイネージ)に映る自分の姿をヴィランズに変身させて、ヴィラン度(悪役指数)を表示させるというものでした。
デジタルサイネージの前に立った人が、あたかもディズニーの世界を一瞬でも体験できるという宣伝方法は非常に好評を得ました。
ヴィランズに変身した自分の姿をスマートフォンで撮影したことは、多くの人が“広告を楽しんだ”と言えるでしょう。
デジタルサイネージを使った新たなプロモーション
アメリカでは、デジタルサイネージの前に立った人の動きを感知し、映像の世界に変化を与えることができる拡張現実(AR)を利用したプロモーションを行いました。
デジタルサイネージの前に立った人が魔法使いとなり、アクションを起こすことで、映像の中でプラズマボールを投げたり箒を操ったりできるのです。
このプロモーションの核心的なところは、利用者がデジタルサイネージで遊べるという点ではなく、プレイが終わった後にあります。
それは、プレイ後に魔法使いの衣装を合成して記念写真を撮影、最後にフェイスブックのファンページにアップされるといった点です。
利用者がプロモーションを楽しんだ後、SNSを利用し拡散することで現場にいない人にも宣伝できるという、2次的な宣伝効果が生まれるのです。
ディズニーショップの空間演出
ディズニーランドなどテーマパーク内では、現実の世界を思い出させないために、内部からは外の景色を見えないように木を植えたり、鏡の数を減らしたり、常にゴミが落ちていないように300人もの清掃員を配置したりするなど、さまざまな工夫がされています。
常に夢の世界を体感できるような配慮がされているのです。
ディズニーショップのデジタルサイネージもその1つと言えます。
単純に店内にデジタルサイネージを設置しただけでは液晶画面の枠などが見えてしまい、日常と変わりありません。
そこで、ディズニーショップではデジタルサイネージの上に大きな本の形をした枠をはめ込み、あたかも見開いたページでキャラクターが動きまわるような演出がされているのです。
本の中でキャラクターたちが元気に動きまわる姿は、大人も魅了する楽しい演出となっています。
ディズニーでは、ただ宣伝するのではなく、宣伝を見た人が楽しめることをコンセプトとして作っていることが今回紹介した事例から伺えます。
情報を発信する方法が多彩になった昨今、「人に興味を持ってもらう空間を作り、楽しんでもらう時間を演出すること」がお店や企業のPRにつながるのです。
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