人気の観光スポットである京都嵐山エリアで、デジタルサイネージを活用した周遊観光促進事業が始まりました。
これは京都府の協力のもと、京福電鉄・東映京都スタジオ・島津アドコム・シスコシステムズの4社共同事業であり、地元企業もサービスや技術を提供しています。
京福電鉄「嵐山駅」と「西院駅」に計3台設置されたサイネージ端末には、現在10つの機能が搭載されています。
中でも、観光客のさらなる周遊を促す効果が期待できる3つの機能をご紹介します。
観光案内をスマホ連動型マップで!
「渡月橋」や「竹林の小径」といった景勝地で人気の嵐山ですが、この2か所に観光客が集中してしまうという課題がありました。
他の観光スポットや商店の活性化をめざして搭載されたのが、地元企業Stroly社の開発したデジタル観光マップです。
マップ上のQRコードをスマホで読み取れば、同じ地図コンテンツを自分のスマホに持ち出すことができます。
マップでは嵐山エリアのさまざまな観光スポットを紹介するほか、提携する飲食店やお土産屋のクーポンが配信され、観光客がおのずと周遊したくなる情報を提供しています。
また、今後は飲食店の混雑情報をマップ上に表示するサービスも展開される予定で、満足度を高めると共に、観光客を分散させエリア全体の混雑を解消する効果が期待できます。
大画面サイネージでイベントの模様を生配信
55インチの4Kパネルを使用したサイネージ端末は、日・英・中の3か国語表示に対応しています。
京福電鉄嵐山線の運行情報や時刻表、天気予報や周辺のイベント情報などを常時配信中です。
このような静的コンテンツのほかに好評なのが、シスコシステムズによる「Cisco Live Vision」を使用したライブ配信サービスです。
現地の観光スポットで行われているイベントの様子を、駅に降り立った観光客にリアルタイムで伝えることができ、イベントへの新たな来訪者を呼び込む効果が期待できます。
ライブ配信の映像は、サイネージ上部にある2台の4K大画面ディスプレイにも表示され、イベントの模様を大いにアピールすることができます。
リアルな観光スポットを紹介! SNS投稿を活用
Spectee社の「Localive!」を使用した、観光スポットの画像配信サービスにも注目です。
サイネージの半径2km以内のエリアからSNS(TwitterやInstagram)に投稿された写真がリアルタイムに配信され、常に新しい情報を観光客に提供できることで人気を集めています。
こちらのサービスでは、「嵐山エリア」「太泰エリア」「北野線沿線」の3つの観光エリアごとの投稿写真を見ることができます。
投稿写真には、民家や一般の方の顔も含まれているため、AIが適切でないと判断した画像は取り除かれる仕組みになっています。
従来の観光情報サービスは、提供側が新たな情報を常時更新する必要がありましたが、観光客による“SNS映え”写真を自動更新するこちらのサービスでは、その手間を省くことができます。
最新技術が、観光地と旅行客の新たな架け橋となれるか?
嵐山エリアには、人気のスポット以外にも世界遺産に登録される寺院などの、見どころのあるスポットが多く点在しています。
このサイネージによって、嵐山を訪れる人々に新たな魅力を知ってもらうことは、より多くのスポットを周辺するきっかけとなるでしょう。
同時に、混雑解消などの課題を解消することで、観光客の満足度を高め、滞在時間の延長といった効果にも期待が持てます。
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