イオンフィナンシャルサービスが2018年8月に開始した接客の実証実験が注目されています。その実験とは、ミラー型AIサイネージと人型ロボットのPepperを活用し、イオンカード入会カウンターでの接客をするというものです。 実証実験の効果次第では、さまざまなロボットを活用しカウンター業務の無人化を目指すこともできるといいます。今回はこの実証実験の内容や将来の展望について紹介します。
Pepperを導入したイオンの実証実験とは
AIサイネージとPepperを使った実証実験は、イオンモール幕張新都心(千葉市)で2018年8月に開始されました。イオンカードの入会受付カウンターにAI(人工知能)を搭載したサイネージと2台のPepperを用意し、無人のカウンターでお客様の案内をするのが、この実験の概要です。Pepperには自律走行機能が搭載されているため、顧客と並走しながらカウンターまで案内します。Pepperには安全に移動できる範囲が定められているためトラブルが起きる可能性は低いといいます。
AIサイネージが最適な商品を提案する
商品に興味を持ったお客様は、Pepperによってイオンカードの入会受付カウンターに設置されたサイネージへと案内されます。サイネージはミラー型になっており、お客様がサイネージの前に立つと、サイネージに搭載されたAIが年齢や性別などを自動で認識します。AIサイネージは機械学習によってキーワードを自動選別していく機能も取り入れられているため、それぞれのお客様に対して最適な商品を提案できるのです。
AIサイネージの活用方法はさまざま
AI搭載のサイネージは、商品提案だけでなくニュース配信や店内のプロモーションにも活用されています。また、店内を行き交う親子連れが楽しめるような子供向けのゲームを表示することもできるといいます。人型ロボットのPepperとAI搭載のサイネージに目新しさを感じるお客様は多いものです。サイネージやPepperによる集客効果は高く、1日の利用者数は200人程度と予想されます。利用者数やカード入会者数は、通常の店内スタッフがカウンター業務を担当するときよりも多くなるという見通しもあります。
サイネージを活用した無人店舗導入も検討されている
イオンフィナンシャルサービスでは2019年度中に、AIやロボットを活用してカウンター業務の無人化を図る方針を打ち出しています。将来的には無人店舗の導入も検討されており、さらなる利便性の向上が期待できます。小売業の現場では、現在深刻な人手不足が問題視されています。新たな技術を搭載したAIサイネージやPepperのようなロボットを導入する店舗は、今後ますます増えていくことでしょう。
イオンフィナンシャルサービスでは今後、実証実験の結果を踏まえつつAIサイネージやロボットによる接客の拡大を進めていくとしています。 幅広いニーズに対応できるのが、最新鋭のサイネージやロボットを取り入れるメリットといえます。将来的には、ロボットやAIサイネージによる接客が一般的なものとなっていく可能性も高いといえるでしょう。
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