AIDMAとAISAS。どちらもマーケティング理論として有名ですが、その違いとはどんなものだかご存じですか?
AIDMAは1920年に提唱され、AISASの方が近年提唱された販売広告プロセスですが、AIDMAの方が旧式で劣っているという訳ではなく、依然AIDMAの方が活用されているシーンもあります。
そんなAIDMAとAISASの違いについてご説明して行きましょう。
■AIDMAモデルの概要
AIDMAとは「Attention(注意)→Interest(関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(購買)」の頭文字を取ったもので 消費者の消費行動に対する心理プロセスの解説モデルです。
A:この段階で消費者は商品を知ることになります。
I:消費者は商品に対して興味を持ちます。
D:消費者が興味を持った商品に対してポジティブなイメージを持ち、それに対する獲得欲求を得ます。
M:Dで得た獲得欲求を記憶します。
A:その結果、消費者は購買という行動に出ます。
AIDMAモデルはここで完結します。
■AISASモデルの概要
AISASとは「Attention(注意)→ Interest(関心)→ Search(検索)→ Action(購買)→ Share(情報共有)」の頭文字を取ったもので、インターネットが普及する現代における消費行動のプロセスモデルと言えます。
A:この時点ではAIDMAモデルと同じく、消費者が商品の存在を知ったというだけの状態です。
I:ここも同じですね。ここで消費者は商品に対して興味を持ちます。
S:AISASモデルではこの時点で消費者は行動を起こします。Search、すなわちインターネットを介した検索です。
A:検索の結果として、消費者は商品の購入を行います。
S:購入した商品についての情報が再び消費者からインターネット上に発信されます。
■AIDMAモデルとAISASモデルの違いを比べてみましょう
AIDMAモデルとAISASモデルの最大の違い、それは終端です。
AIDMAモデルがAction(購買)で完結するのに対し、AISASモデルはその後に、Share(情報共有)が続きます。
この Shareはあらたなる消費者のAttention(認知)につながるので、とても重要です。
販売広告をAISASモデルに対応させることができれば、AIDMAモデルでは考えられなかった、爆発的な情報の拡散とそれによる特需の発生などが考えられるようになりました。
またAIDMAやAISAS以外の消費行動モデルも存在します。
今後世の中に情報の拡散される窓口やパターンが増え、消費者の行動パターンも変化していけば、さまざまなモデルが提唱されることになるでしょう。
大切なのは行動消費モデルにだけ振り回されるのではなく、自社の顧客がどのような行動を取っているのかをきちんと把握しておくことです。
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