AI(人工知能)は、ここ数年で一気に実用的なものになり、ニュースなどでAIの話題を耳にする機会も増えました。
さまざまな業界で、AIを事業に導入され始めています。
飲食業界においても同様で、集客などにAIを活用する試みが増えてきました。
ここでは、飲食業界でのAI活用事例をいくつかご紹介します。
AIでレシピ開発
昨年、期間限定で都内にオープンしたカフェバー「エスプリ・ド・エスプリ」は、レシピ開発専用人工知能「esprit(エスプリ)」によって生み出されたレシピによるクレープを提供する店として注目を集めました。
ネット上のクレープのレシピ情報と評価などをAIが収集、分析してクレープ生地とクリームのレシピを開発。
こうして生み出されたクレープをオープン前に試食した人の86%が「今まで食べたクレープの中で一番おいしい」と回答したそうです。
AIでクーポン、ポイント発行
多くの飲食店で集客のために導入されているのが、クーポンやスタンプカードの提供です。
これらを支援するAIアプリも登場しています。タメコ株式会社が開発・運営している「Tamecco」は、ユーザー専用のクーポンや来店ポイントを発行するAI搭載型モバイルアプリです。
ユーザーの好みや位置情報をAIが解析し、ひとりひとりに適したタイミングや内容のクーポンやポイントを発行することで飲食店の集客を支援します。
吉野家やロイヤルグループ(ロイヤルホストやてんやなど)ですでに導入され注目を集めています。
AIで混雑・空席状況を分析
商業施設内には数多くのレストランやカフェが点在していますが、それぞれの店舗の混雑・空席状況は、店舗へ足を運ばなければ把握できません。
せっかく店を訪れても、混雑していて長時間待たされるケースもあります。
こうした状況の改善に役立つのが、株式会社バカンが相鉄および高島屋と共同で実証実験をおこなった新サービスです。
これは、センサーやカメラ、管理者の手入力によって店舗の混雑状況データを収集、クラウドとAIで分析をおこない、施設内に設置されたデジタルサイネージに各店舗の混雑状況を表示するものです。
待ち時間をなくすことで顧客満足度の向上や集客に役立てる狙いとなっています。
飲食業界でのAI活用事例をいくつかご紹介しました。ここに取り上げた事例のほかにも、例えばAIによるチャットサポート窓口を開設する飲食店なども登場しています。
AI活用などによって飲食業界サービスのあり方も今とは違う形になっていくのかもしれません。
デジタルサイネージを簡単にするメディアプレーヤー
株式会社オールでは、店舗販促ツールとして簡易メディアプレーヤーを取り扱っています。
従来のデジタルサイネージでは敷居の高かった運用面をシンプルにし、
誰でも簡単にデジタルサイネージを導入できる環境をご用意しています。
導入金額もお手頃なので、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。